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(1/11)森から抜けた

『森の中の魚』書評がようやく完成する。結局、昨日までに書いた分を半分ぐらい消してやり直すことになった。
 他の人はどうだか知らないが、私はだいたいの場合多めに書いて文章を削ることで書評を完成させる。書くべきことが多すぎて、最初の段階では構想がまとまりきらないのだ。いくつかある話題のうち優先順位の低いものは捨てることになる。最初に題名を考えなければならない原稿は、したがって大いに苦手である。題名に掲げた部分を、最終的に破棄してしまうかもしれないのだから。今回は逆に、最初に題名をつけていたことで助けられた。書きながら「ああ、そういうことを書くのだったっけ」と気付かされる場面が何度かあったからだ。いつもこうだったらいいのに。

 今回も編集者には迷惑をかけてしまった。いつもこの雑誌の原稿は遅いのだが、別にサボっているわけではない。書いているのは正味四時間ぐらいのものだが、あれこれと迷ったり、書き直す時間がその何倍かかかってしまうのだ。というか、それも計算に入れて仕事のスケジュールを作るべきなんだよな。そうだよな。

 今紙媒体のレギュラー連載がいくつかあるので、それぞれ所用時間を計算してみた。

「問題小説」→読書9時間(新作2+旧作1)+逡巡4時間+執筆4時間+修正1時間=18時間

「ミステリマガジン」→読書12時間(新作4)+調査3時間(これはあまり逡巡しない)+執筆3時間+修正1時間=19時間

「週刊SPA!」→読書3時間(新刊1)+執筆1時間=4時間

「ナンプレファン」→読書3時間(新刊1)+調査2時間+執筆3時間=8時間

「時事通信社配信記事」→読書9時間(新刊3)+執筆2時間=11時間

「ミステリーズ!」→読書&調査8時間(もっとかかるときもある)+執筆3時間=11時間

「幽」→読書3時間+逡巡1時間+執筆2時間=6時間

「ナンプレファン」と「時事通信社」「ミステリーズ!」は隔月、「幽」は季刊だから、上記の仕事量を合計すると月に57.5時間かかっていることになる。一日の仕事量を12時間とすると、だいたい5日でレギュラー原稿を片付けられる計算か。それにしてはもっと時間がかかっているような気がするのは、きっと計画性がなく仕事をしているからなのでしょう。反省。どの仕事がいちばん大変かは単純に仕事量だけでは比較できないが(ギャラだって違うし)、いちばん楽に書けるのが「週刊SPA!」だということは分かった。ありがとう、「週刊SPA!」。あ、念のために書いておくけど、楽だからって手を抜いているという意味ではないよ。いちばんたいへんなのは「ミステリーズ!」なのだが、これは半分趣味でやらせてもらっている仕事なのだから仕方がない。

 結論。もっと週刊誌の連載仕事ください。
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Posted by: free music downloads | April 03, 2015 at 10:32 PM

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