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(2/18)チャーチル

 中川金融担当大臣に関する報道を聞いて、誰もが以下の逸話を思い出したはず。

 英国首相ウィンストン・チャーチルは、酒気を帯びて議会に出席したことを女性議員に咎められた。

「恥をお知りなさい、総理。あなた、酔ってますね」

「ええ、そしてあなたは顔がマズい。私は明日になったら醒めますがね」

 この話、都市伝説のたぐいかと思ったので調べてみたが、一応wikipediaでも関連記述を見つけた。くだんの女性議員は、労働党のエリザベス・マーガレット・ブラドック(1899~1970)だとのことである。

 wikipedediaBessie Bradockより。

 原文はこのとおり。

Braddock: "Mr. Churchill, this is a disgrace. You are quite drunk." Churchill: "And Bessie, you are ugly. You are very ugly. I'll be sober in the morning."

 もっとも、wikiquoteのチャーチルの項では他のバリエーションが記されている。正確なところや、真偽のほどはネットの記述だけでは不明である。仮にこれが都市伝説だとしても、そういうエピソードのある人間を英国民が今でも敬愛しているというのがおもしろい点だろう。島田荘司さんは現代日本のことを「お行儀社会」と呼ぶ。お行儀の悪い人間を排除しようとする、悪く言えば度量の狭い社会なのである。最近は、一言の失言が致命傷になる(浜田幸一は、早めに引退ししておいて正解だった)。チャーチルよりは下品だが、新東宝大蔵貢社長の「女優を妾にしたんじゃない、妾を女優にしたんだ」という言葉も思い出した。あれなんかも今だったら火達磨にされる発言だ。

 酩酊して恥を晒したというだけでは、職を辞する理由にはならないだろう。中川氏であれなら、私など七回ぐらいは切腹しないとならない計算だ。心配なのは、中川氏の健康状態のことである。お酒(ワイン?)と薬を一緒に飲むのがよくないというのは常識だが、酩酊状態でろれつが回らなくなるというのは、よほど強い薬物なのではあるまいか。大丈夫なのか。せいぜいお大事にしていただきたい。自棄酒はほどほどに。 

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