« (6/15)眠い月曜日 | Main | (6/16)無念 »

(6/16)放念

 何かをしていてもつい、あの三沢が事故で死ぬなんて、と考えてしまう。そういう三日間だった。もう一つ頭から離れないのは、斎藤彰俊は大丈夫だろうか、ということだ。先日行われたW★ING復活興行にも足を運んで観戦していたという。義理堅く、気のいい人物だけに今度の出来事は堪えたはずだ。事故翌日の試合に出場したのは立派だったが、シリーズが終わったらその後は無理をしないでいただきたいと思う。

 それにしても三沢光晴さんである。
 最近は生で試合を観ていなかったので、体調云々のことについては言葉を控える。盟友の冬木弘道さんもそうだが、親分肌で面倒見のいい人ほど自身の中に辛い気持ちを抱えこんでしまう。お二人の身体が疲弊した理由の中に、プロレス団体の経営という難しい問題があったことは否定できないはずだ。命を削ってまで人の娯楽のために尽くされたことに深く敬意を表したい。

 NOAHには頑張ってもらいたいと思うが、前々から言っているとおり、いくら辛くとも半病人の小橋建太を闘いの第一線に復帰させるような愚は謹んでもらいたいと思う。もはや、命を削る行為が報われる時代ではない。三沢さんの死を無駄にしたくないならば、残ったメンバーは命を大事にするべきだ。苛酷な生き方を引き継ぐような行為は、決して故人の遺志を尊重したことにはならない。腎臓摘出の小橋、椎間板ヘルニアの秋山あたりは、もう第一線を退いて団体の広告塔に徹したほうがいい。

 そしてもう一点、痩せ我慢も大事かと思うが、素直に苦しい台所事情を認め、団体規模を縮小して一からやり直すことも大事なのではないか。今回のことでリングドクターが帯同できないような厳しい状況が明らかになった。過去のNOAHは、引退した選手の受け皿作りのような施策を発表して、健全な企業たることを標榜していたはずだ。それがいつの間にか、景気づけの花火ばかりになった(引退したラッシャー木村さんはいったいどうなったのか)。十年弱で旗揚げの精神が風化するというのは虚しすぎる。ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、三沢光晴と受け継がれた団体精神を無にしないためにも、堅実な経営を目指していってもらいたい。

 末尾ながら、改めて。三沢光晴さんの魂が安らかならんことを心よりお祈りいたします。今まで、お疲れ様でした。

|

« (6/15)眠い月曜日 | Main | (6/16)無念 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61260/45356262

Listed below are links to weblogs that reference (6/16)放念:

» さようなら三沢光晴!お別れ会~追悼番組も [さようなら三沢光晴!お別れ会~追悼番組も]
さようなら三沢光晴!お別れ会~追悼番組も [Read More]

Tracked on July 05, 2009 at 11:06 PM

« (6/15)眠い月曜日 | Main | (6/16)無念 »