いろいろなことが遅れ気味なのでブログなど書いている場合ではないのだが、「あれまあ」と驚いてしまったので。
ターザン山本!さんの「ターザンカフェ」で湊かなえさんの『告白』についての読書感想文が上がっていたのだが、読んでみてびっくりした。この無防備さはすごいと思う。もう山本さんのことを気にするのはやめようと決めてからだいぶ経つのだが、こういうところを見せられてしまうと、やはり食いついてしまう。「これから小説を書こうとするにはいい経験になった」だそうなので、湊さんは誇りに思っていいです。しかしどう考えても、山本さんが書くであろう未来の小説は『告白』タイプのものにはならないはずなので、絶対参考にしたいほうがいいです。トヨザキ社長お薦めの女子小説『学問』(山田詠美)とか読んでみてはいかがでしょうか。
そういえば、最近山本さんについて触れたブログの記事で気になったものがあったっけ……と思い出したので曖昧な記憶を頼りに検索してみたら、なんと唐沢俊一検証ブログの記事だった。プロレス関係じゃなかったか。しかも去年の記事だから「最近」じゃないし。
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昨日は都内某所で密談でした。
まだ詳細は決まっていませんが、年末から年度初にかけておもしろいことができるかも。
10月頃には発表したいと思います。
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昨日は講談社で、「ミステリチャンネル」用に今野敏さんのインタビューを行ってきた。題材は新刊『同期』。警察小説の最新作で、今野さんとしては初めて若い刑事の成長物語を描いている。おもしろかったです。何気ない刑事同士の会話などに味があるんだよね。詳しくは「ゲストルーム」をご覧あれ。
ちなみに今野さんは、ご自宅を改築中だとか。地下一階が道場になるんだそうな。道場つき一戸建て。すごい。
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一次選考の結果が発表されました。
これにてお役御免、はあ、どっとはらい。
下読みは、このあと八月に一つ長篇をやる予定。あともしかしたら某賞の二次の話も回ってくるのかも。
しばらくは自分のための読書に専念できそうです。
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何をしていなくとも汗が出て、ぼうっとしてきますな。今、虫さされの薬だと思って塗っていたものがスティックのりだったことに気付いて、慌てて拭いたところです。
土曜日は区のPTA会長会で半日仕事であった。会合のあと、青少年委員の方と意見交換会で話し合った。立場は違えど、同じように児童のための仕事をしている同士なのでいろいろと発見がある。有意義な会だったが、どうもそのあたりで体力の限界がきたようで。日曜日は寝て過ごしました。いろいろとごめんなさい。
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なんだか毎日文庫の解説を書いているような気がする。
お盆進行と日ごろの怠惰のため、〆切が重なったせいだ。
これが終わったら、鍼を打ちにいくんだ……。
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みなさんの地域では日食、ご覧になれましたか?
同じ編集部の三人に別々の原稿を待たせてしまうという非道なことをしていたのだが(すいません!)、ようやく二つが終わった。皆既日食ならぬ部分日食という感じである。今日中に、最低あと一つは原稿を終わらせないとなりませぬ。
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8月号の見本が到着。
今月のブックステージは、馳星周『煉獄の使徒』、篠田節子『薄暮』、広川純『一応の推定』の三冊について。
とにかく『煉獄の使徒』に尽きる。先月後半はずっとこの小説について考えていた。現実を切り取って虚構として再現するやり方がとにかく見事だ。オウム真理教事件をモデルにした作品で、事実のデッサンの仕方に芸がある。サタイアとして秀逸極まりない。
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昨日からキャンプの予定だったのだが、熱を出してしまい、大事をとって家で寝ています。
子供たちにうつすと大変だから。
そんなわけでもろもろ停滞中。一人で二泊三日自宅で留守番。
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本日は二回目になるブックナビの収録日でした。人前で話すのはやっぱり慣れない。
収録終了後、帰宅のため地下鉄に乗ったら、座席に掛けたところで声をかけられた。女性の三人連れである。こんなところで逆ナンパか! とびっくりして見返したら、なんと辻村深月さんであった。おお、なんという奇遇。今月はミステリチャンネルで辻村さんの『ふちなしのかがみ』に関するインタビューを流している最中だし、ブックナビでも少し辻村さんの話題が出たばかりだった。辻村さんは編集者の方と一緒だったので、きっと何かの用事の途中だったのだろう。一人の編集者とは初対面だったので、名刺交換をさせていただいた。電車の中で名刺交換をしたのは、たぶん生まれて初めてである。こういうこともあるものだ。
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角川書店から解説を書いた馳星周さんの『古惑仔』見本をいただいた。
最近の馳作品ははずれなしの完成度なのだが、原点がこの短篇集にあると思う。
本屋さんで見かけたら手にとってみてください。
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結果の連絡をいただく。順当すぎるほどの結果で、納得である。おめでとうございます。
胸を撫で下ろしている関係者がたくさんいるはずだ。
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見本をいただいていた。仕事をしていないから、とスルーしていたのだけど、よく考えたら亀山郁夫さんに『罪と罰』についてお話をうかがったのはこの号なのだった。遅くなってすいません。『罪と罰』、もうゲラで読んだけど文庫が出たらまた読もう。
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昨日は「このミス」大賞の下読み選評に「問題小説」書評、某誌インタビュー原稿と三つの〆切のデッドラインが重なり、正直ちょっと涙が出た。その合間を縫って小学校に足を運んだのは、校長との相談があったため。
実は、隣の学区内に某安売りチェーンの店舗ができることになり、店舗の上には本社機能も引っ越してくることになった。近隣の商店会は大騒ぎをしており、子供たちへの影響も考えられるからPTAも対応を検討してもらいたいと要請を受けたのだ。なにしろ二十四時間営業ですからね。
校長には、反対運動のようなものには学校もPTAも首を突っこまないほうがいいですよ、といわれた。それはその通りで、保護者の中にはその会社に関連した仕事をしている人がいるかもしれないのだし、店舗ができればそこで働く人がいるかもしれないのである。利益関係の対立があるときに、一方の側だけに同調するのはまずいだろう。ただ、事前に申し入れというか、子供の健全育成につながるお願いだけはしておく必要があるだろうとは思うのだ。今のところ案として出ているのは、
一、未成年者の入店時間の厳守。店員による声掛けと、ルール掲示。
二、商品展示のゾーニング。アダルト商品を子供の見えない場所に隔離すること。
三、地域安全パトロールの店内立ち入り許可。
四、防犯体制。万引きなどの犯罪があった場合の教育機関への連絡徹底。
五、防災体制。災害時の緊急避難経路確保。
六、地域社会への積極的参加。行事などへの人的派遣や出店など。
こんなところかな。他になにか案があったらコメントで教えてください(あ、さしさわりがあるので具体的な店舗名を書き込むのはやめてくださいね)。
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書評サイトBookJapanの作家インタビューが更新されました。詳しくはこちら。
米澤穂信さんに、〈小市民シリーズ〉について根掘り葉掘りきいております。楽しい(自分が)インタビューであった。
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週明けには絶対、と厳命されていた下読みの結果を先ほど編集部に連絡した。今回はかなり悩みました。
土曜日の夜にあった会議のせいで、PTA会長の公務がかなりせわしないことになっている。地域住民の暮らしを一変してしまいそうなことが起きるためである。なんだかたいへんなときに任期を務めているものだ。本日午後一番で小学校に行き、校長と協議する予定。
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本日は午前中が町会少年部、午後が区のPTA連合会、夜が地域の懇談会と、三連荘でお座敷がかかっている。なんだかインチキな政治家みたいだ。合間に仕事できるといいなあ。
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なぜこう毎日PTAがらみの用事ばかり重なるのか。
本日はこれから、秋のバスハイクとおまつりの出し物の件についての会議に出席しないといけない。
帰宅は九時すぎになります。もちろんそれから続けて仕事。
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昨日は本の雑誌社にて某企画のための座談会に出席した。ひさしぶりに中野区まで出張ったものでうろうろ迷い、迎えにきてもらうという大迷惑なことに。終了後、寄り道せずにまっすぐ帰宅したが、あまりの高湿のため仕事は遅々として進まず。
本日は、またしても午前中がPTAのためにとられてしまうので午後が勝負。溜まっているあれやこれやを片付ける所存です。みなさま、いろいろごめんなさい。
ちなみに下読みも未了。編集部に泣きを入れて待ってもらっている状態なのでなんとか早めに終わらせたいのだが、なかなか難しいんだよなこれが。
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昨日に引き続き本日もPTAの役員会及び運営委員会に出席するため学校へ。席上で校長先生にある事の依頼をされてしまい、当然ながら断れない。この忙しい時期にいろいろなことが重なってまいりました。夜は某社の企画で座談会に行かなければならないというのに、仕事がなかなか捗らない。まあ、こういう日もあるよ! と割り切って昼から豚足とか食べてみる。豚足おいしい。
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仕事がまずいことになっているのだが、午前中は約束があり、小学校に行ってきた。
区の教育委員会に提出する予算要望書をまとめなければならなかったのだ。こういうところに予算を使ってもらいたいという要望を、各小学校単位で提出するのですね。この日のために保護者にアンケートをとってあったので、その集計である。
多かった意見は、やはり授業時間を増やしてほしいというもの。これは教育カリキュラムに関する問題なのでPTAの要望としてはやや的外れになってしまうのだが、気持ちは判る。とりあえず副担任制を充実して、担任の先生が不在のときでも平常通り授業を実施できるようにしてほしい、という要望は出しておいた(新任の先生は研修が多いので、しばしば学校を空けがちなのだ。そのたびに代理の先生が授業をすることになるので、カリキュラムが進まなくなる)。あとはスクールカウンセラーの充実と交通安全の確保に関する件。
そんなこんなで半日終了。昨日から一睡もしていないので、今からちょっと仮眠します。
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下読みの後始末をしながら同時に「問題小説」のための本選びをしている。メインに採り上げる本は、先月(『1Q84』)に続き、またもや上下巻の作品だ。長いとそれだけ準備に時間をとられるが、今月これを採り上げないわけにはいかないでしょう。相棒の本もまた力作で、またもや苦戦しそうな予感。編集Kさんごめん!
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籠って下読み原稿をずっと読んでいる。もうすぐ終わりますので、関係者の方はちょっとだけお待ちください。
さすがに最近は減ってきたが、二穴式のバインダーで綴じられた原稿は本当に読みにくい。卒業論文を提出する感覚なのかな。百枚を超える原稿の場合、あれを開きながらページをめくるためには常に両手を使う必要があり、ひどく面倒くさいのです。似たような理由で、二穴で紐綴じにしてある原稿も本当は迷惑だ。常に右手で読み終えた分の紙を押さえていなければならなくなるので、うっとうしいのである。
好きなのは右肩に穴を一つだけ開けて、適度な余裕のある紐で綴じてあるもの。次点は同じく右肩をダブルクリップなどで留めてあるものだ。私はいつも自宅で読むので支障ないが、外出先で読む可能性がある下読みの人は、ダブルクリップ留めはいやがるかもしれませんね。原稿がばらけてしまうから。また、空けた穴に破れ止めのシールを一枚ずつ貼ってある原稿があるけど、最初と最後の一枚ずつだけでいいと思う。むしろ気を遣っていただきたいのは穴の位置で、本文の印刷箇所と穴は十分に離れていないと、紙を強めにめくらないといけなくなるので、敗れてしまう可能性がある。それを防ぐためか、原稿の上下を厚めの紙で挟んで表紙状にしてくる原稿があるけど、上記の理由によりそれはそれで迷惑です。破れるのが嫌なら、ちょっと高めの紙に印刷すること。
まあ、どんな形に綴じてある原稿でも、読めれば別に問題ないですけど。
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池袋コミュニティ・カレッジの「ミステリーの書き方」講座は、昨日二〇〇一年の七月期に入った。受講者は十三人になる見込み。不吉な数で実に素晴らしいですね。
第一回ということで、昨日はいろいろと手を動かしてもらった。その場で私が即興の文章を考え、リレーで後を続けてもらうという試み。起(私)→承(受講者A)→転(受講者B)→結(受講者A)という形で、受講者Aの承がわかりにくいと受講者Bが転を書きづらく、自分が結を書けなくなるという仕組みだ。どんな話にしていいわけでもなく、最初に私から一人ひとりにお題を出して、それについて書いてもらうのである。したがって受講者が十人いれば、同じ書き出しから十通りの話ができる。
これは、お話の中の構造体であるプロットを、ストーリーの中に自然に浮き上がるようにするにはどうしたらいいかという実験だ。お話の最後で突然「実は真相は○○で」と登場人物が語り出したら興ざめでしょう。「真相は○○で」と登場人物が語り出す前に、読者が無意識のうちに真相を悟っていなければいけないのである。「○○」と言われた瞬間に、みなまで言われなくてもすべてが理解されるぐらいが理想だ。
「実は私はふたごで」「だからあのとき、クリームソーダじゃなくて普通のソーダ水を頼んだのか!」
「実は私は男で」「だからDSじゃなくてワンダースワンを買ったのね!」
「実は熊で」「だから肉食なのか!」
などなどと。そのピーンとくる感覚を文章で表現できていたら合格。これはミステリーだから最後の最後にプロットが発現する形だけど、他の小説ならプロットの埋めこみ方も変わってくる。たとえば継子いじめの話だったら、最後の最後に親子が実は血がつながっていなかったとわかるのがミステリーの書き方だが、普通の家族小説ならその事実を最初から明かして書くわけである。起承転結のリレーは、そういう形の小説でもできる。最初に指定したプロットから、外れないように後をつけていくわけである。「人違いの悲劇」の話のつもりがいつの間にか「二重人格」の話になっていたら×。
そんなことを講座ではいつも話したり、実践したりしています。
昨日の書き出しはたしかこんなのだった。
「 A美はオープンテラスのカフェにいた。会話をしながら同席者に向ける顔は憂いを帯びている。
B夫は植え込みの影から妻の姿を見つめていた。腕時計に目をやり、時間を確認する。午後二時四十七分。
背を向けていた同席者の男が姿勢を変えた。横顔を見たB夫は息を呑んだ。医師のCだ」
文章がまずいのは、即興で黒板に書いたのを思い出しているからでご容赦を。この後に、あなたならどういう続きを書きますか?
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最新号の見本をメディアファクトリーからいただく。今号でリニューアルがあり、書評が従来の一ページから半ページへと減らされた。文字数が変わるので、書き方も変える必要がある。今回採り上げたのは高橋克彦さんの『たまゆらり』。どこを切っても高橋さんを思わせる作家が出てくる、おもしろいホラー短篇集である。
書きあぐねていた文庫解説が終わったので、今から講師の仕事をしに行ってきます。戻りは深夜。ぎっくり腰の按配が心配だ。
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雑誌「ナンプレファン」に連載している「より道ミステリー」というコラムは、書評にしては多くの感想を読者からいただいている。パズルの専門誌ということを意識して、「謎解きのスタイルに特色があるミステリー」「その作品から派生して読むと楽しい古典ミステリー」「パズルの要素がどこかに入ったミステリー」の三点を紹介する形式だ。パズルが好きな人ならこういうのも好きでしょう、とか考えながら作品を選んでいく時間が非常に楽しく、ついついいつも時間をかけすぎてしまう。読者以上に、自分が楽しんでいる連載かもしれません。だから、コラムを読んで実際に本を買ってみた、というような反響のお便りをいただくと、嬉しくなってしまうのだ。とても励みになります。ありがとう。
そんな「ナンプレファン」の編集Kさんは、先に行われた本格ミステリ大賞トークショーに参加して、抽選でサイン色紙をもらったそうである。大賞の授賞式に参加したクラブ員すべてがサインを入れた珍品だ。知人にそれが当たるというのはすごい偶然だが、もちろん私の作為などではない(トークショーには参加していないし)。おもしろいこともあったものだ。ちなみにその色紙に私が入れたサインは、トークショー用の特別版で、普段はそういう書き方をしていません。普段サインをする機会なんて、あまりないけど。
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第四回ポプラ社大賞は大賞・優秀賞ともに該当作なしという結果に終わったとのこと。第二回、第三回と大賞が出ていないわけで、苦渋の選択だったと思う。しかし編集部の判断を支持します。第三回の優秀賞、特別賞受賞作品のレベルを上回るものでなければ大賞には値しないというのは当然のことだ。次回以降もこうした厳しい姿勢で臨んでもらいたい(今年でポプラズッコケ文学賞が二年目を迎えるが、児童文学を切り分けたのはいい判断だったと思う)。
だけど、募集時期はそろそろずらすことを検討してもいいかも。二月末〆切だと新潮エンターテインメント大賞と同時である。ざっと羅列すると、
一月上旬 ダ・ヴィンチ文学賞
一月末 小説現代新人賞、江戸川乱歩賞
二月末 ポプラ社小説大賞、新潮エンターテインメント大賞
三月末 小説すばる新人賞
四月末 日本ファンタジーノベル大賞
五月上旬 日本ミステリー文学大賞新人賞
五月下旬 小松左京賞
五月末 「このミステリーがすごい!」大賞
七月末 横溝正史ミステリ大賞、日本SF新人賞、野性時代フロンティア新人賞
十月末 日本ホラー小説大賞、鮎川哲也賞
十一月末 松本清張賞
と、メジャーな賞はこんなものかしら(抜けや間違いがあったら失礼)。
二月から五月が、各賞の〆切が重複する繁忙期に当たる。ここを外すと、だいぶ応募者の顔ぶれも変わってくるような気がするんだけど。八月末なんかどうだろう。お盆休みを利用して追い込みをしてくる応募者が結構いるのではないかな(夏休みに執筆する学生も)。
新人の発掘は大事なことだから、今回の結果に腐らずポプラ社には大賞を継続してもらいたい。
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ココログが半日システムエラーのため飛んでいたが、深夜になって復活。404エラーが出ていたので、一時はどうなるかと思った。この機会にちゃんとバックアップをとっておかなくちゃ。
今週はぎっくり腰やブヨ害のせいもあって外出は最小限にとどめることにする(役員会を来週に延ばしておいてよかった)。みなさん、来週以降にお会いしましょう。とりあえず今日の課題は、ずるずると延ばしてしまっている文庫解説の仕事を片付けることだ。
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