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(11/28)すごいすごい

 あちこちで話題になっている駕籠真太郎『フラクション』を読んでみた。ミステリーだというのである。

 ……たしかにミステリーだった。しかも、かなりびっくりさせられるようなことをやっている。エログロ耐性がある人は読んだほうがいいと思います。駕籠真太郎だからね、臓物とかはいっぱい出てきます。

 物語は、輪切り魔と呼ばれる連続殺人者が東京・世田谷区(拙宅の近所だ!)を徘徊しているらしい、というところから始まる。喫茶店でアルバイトをしている主人公が、ある理由から輪切り魔を捜すことになるのだ。並行して、漫画家・駕籠真太郎と編集者が打ち合わせをしている模様が描かれる。編集者は輪切り魔を捜す過程をドキュメンタリータッチで漫画にしてはどうかと提案する。それに対して駕籠は、自分のやりたいのは読者を騙すタイプのミステリーだと表明し、叙述トリックの魅力を延々と語り始めるのである。

 つまり叙述トリックで何かやるんだな、という先入観を読者は与えられるのだが、それが足を引っぱらないほどに真相は意外性があるものなのだ。保証します。繰り返して書くが、エログロ耐性がある人は読むべし。

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