(3/6)第六十三回日本推理作家協会賞候補作発表
日本推理作家協会のホームページに告知が出ていました。
詳細はコチラ。
長編及び連作短編集部門候補作で飴村行『粘膜蜥蜴』が入ったのは見識でしょう。ここ数年ではもっとも突出したものを感じる新人である。湊かなえ『贖罪』は必ずしも作者のベストの作品とは思わないから(進境著しい『Nのために』を読むと特にそう感じる)、新人枠での受賞はないんじゃないかな。個人的には米澤穂信に獲ってもらいたいが、過去の貢献度を加味した貫井徳郎が受賞すると予想(推協賞は過去の実績が評価に加えられる)。
短編部門は読んでいない作品もあるのでちょっと判断不能。永瀬隼介の『完黙』は新境地を拓いた意欲作だと思うので、そこから選ばれた短編で受賞してもらいたい気持ちがある。 評論その他の部門は、翻訳ミステリー大賞事務局の中の人として小森健太朗を推します。翻訳ミステリーの古典作品が売れるきっかけになるといいな。
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