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(5/23)高殿円『トッカン』は「ミステリマガジン」の切り札だ

 本日はこれより都内某所にてひさびさにインタビューのお仕事。早川書房から刊行される『トッカン』の作者、高殿円氏にお話をうかがってくる。

 この小説は「ミステリマガジン」に連載されたもので、高殿氏の初のハードカバーでの著書となる。二十五歳の鈴宮深樹の奮闘を描く青春ミステリーであり、彼女の職業はなんと税務署の徴収官だ。徴収官っていっても新宿の焼肉屋じゃないよ。それは長春館だ。職務は、税金を滞納している者の家に押しかけ、有無を言わせず取り立てを行うこと。おそらくは世の中でもっとも嫌われる職業の一つといっていいだろう。その税務署員を主人公としながら、実に読ませる作品に仕上がっている。未知の世界を題材にしているから興味を惹かれるし、正攻法の教養小説としてもおもしろい。これは今まで早川書房では出してこなかったタイプの作品である。路線でいえば有川浩か。働く女性の小説としても嫌味のない感動があり、とても好ましい。これまでの高殿ファンだけではなく、新しいエンターテインメントの才能を探している読者、書店員の諸氏には注目を促しておきたい。これはおもしろいですよ。

 というわけで、日曜日ではあるがインタビューである。言ってきます。次号の「ミステリマガジン」に掲載予定なので、ぜひ読んでくださいな。

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Comments

I am regular reader, how are you everybody? This piece of writing posted at this web page is truly nice.

Posted by: free music downloads | February 26, 2015 at 10:51 AM

An impressive share! I've just forwarded this onto a co-worker who has been doing a little homework on this. And he in fact ordered me breakfast simply because I found it for him... lol. So allow me to reword this.... Thank YOU for the meal!! But yeah, thanx for spending time to talk about this matter here on your site.

Posted by: match.com | April 08, 2015 at 09:00 PM

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