« (5/25)早川書房のアガサ・クリスティー賞の募集要項が発表になった | Main | (5/28)五月二十八日発売のアレ、アレが我が家に来ました! »

(5/28)粘膜の夜

 昨日の飴村行『粘膜兄弟』刊行記念イベントにご参加いただいた方、ありがとうございます。告知期間が一週間と短かったのですが、三十人を超えるお申込みを頂戴しました。御礼申し上げます。

 トークの内容については、来場されていた田辺青蛙さんがレポートを書かれるそうなので、そちらをご覧いただきたいと思います。田辺さん、よろしくね。ひさしぶりにお会いした飴村さんは、髪を染めて、すっかり不良っぽくなっていた。あの純朴そうな飴村さんは偽りの姿だったのか。日本推理作家協会賞関連の用事で大沢在昌前理事長にお会いした際も「君は元ヤンキーか」と言われたとか。そういえば眉毛も剃っていたな、飴村さん。

 イベントの後は近所で打ち上げ。田辺青蛙さん、黒史郎さん、児嶋都さん、書評家の川出正樹さん、角川書店のEさん、Yさん、早川書房のYさんとともにしばし粘膜馬鹿話を。笑ったのは、飴村さんが日本ホラー小説大賞長編賞を受賞したときの話で、親戚のおばさんが受賞の話を触れ回り、止せばいいのに『粘膜人間』を買って配ってしまったのだとか。しばらくしてそのおばさんと街で出会ったら、彼女は飴村さんを完全に無視して去っていった。何があったかは想像に難くないですね。知らないというのは恐ろしいことだ。

 そういえば飴村さんは一九六九年生まれで、福井晴敏さんとは同い年である(早生まれなので、飴村さんの方が学年は上)。この二人には共通点があって、どちらも日本推理作家協会賞を第二長編で受賞しているし、ほぼ同じころに千葉の大学に通っていた。映画マニアだというところも同じだし、どちらも軍隊に関心がある(飴村さんの方は、タミヤのプラモデルを作っていたことがきっかけらしい)。ただし決定的に違うのは、飴村さんが「ガンダムを好きではない」ということだ。天は同じ年に二人の天才を作り、一人にはガンダムを、一人には粘膜を書く才能を与えたわけだ。でもこの先、福井さんに感化されて飴村さんがガンダムを好きになる可能性はゼロではない。もしかすると二人の合作で、『粘膜ガンダム』が誕生するかも。しないか。したら嫌だな、それは。

 というような話をだらだらとしていたわけです。その中で出たのは「もう粘膜ってつければなんでも粘膜シリーズにできちゃうから、『粘膜館の殺人』とかもありじゃね」という発言でした。ありかな。綾辻行人さんがパロディで書いてくれたらおかしいのだけど。壁が粘膜でできている館。

(追記)本の雑誌NEWSにも記事をアップしました。

|

« (5/25)早川書房のアガサ・クリスティー賞の募集要項が発表になった | Main | (5/28)五月二十八日発売のアレ、アレが我が家に来ました! »

Comments

こんばんは。木曜日にトークイベントに参加して、ずうずうしくも杉江さんにサインを頂いた者です。お二人の粘膜トーク、本当に楽しかったです。お二人のサインが入った『粘膜兄弟』は一生の宝物にします!
一言御礼が言いたくてコメントさせて頂きました。不快でしたら削除をお願い致します。これからも更新楽しみにしております。

Posted by: べる | May 29, 2010 at 01:05 AM

ご来場ありがとうございます。せっかくの飴村さんの本に私の署名を入れてしまって、本汚しにならないかと思い恐縮です。飴村さんは本当に才能のある作家だと思いますので、これからもどうぞご贔屓にお願いします。

Posted by: 杉江松恋 | May 30, 2010 at 09:36 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61260/48477108

Listed below are links to weblogs that reference (5/28)粘膜の夜:

« (5/25)早川書房のアガサ・クリスティー賞の募集要項が発表になった | Main | (5/28)五月二十八日発売のアレ、アレが我が家に来ました! »