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(6/1)日本推理作家協会賞の贈賞式に行ってきた

 解説を書いた『粘膜蜥蜴』が賞を獲得したのだから出席するのはもちろんだが、貫井徳郎さんへのインタビューも依頼されたのである。私が貫井さん、大森望さんが飴村さんを担当した。来月のAXNミステリーで放映されます。お楽しみに。

 で会場についたら、なんだか背広姿の男たちがたくさんいて、Tシャツにジャケット姿の私を胡散臭そうに睨んでくる(『エルム街の悪夢』Tシャツ着てました)。「なんだこのジジイ」と思ってサングラス越しにメンチをきったが、実は「○○不動産」関連の真面目な会合が推協パーティー前に入っていたのであった。間違えたのは私。背広の人、すまん。
 インタビュールームとして指定された場所に行ってみると、そこにはサングラス姿の貫井さんが。え、あの好青年然とした貫井さんはどこに。飴村さんが髪を染めてヤンキー化したのに続いて、この人もか、と思ったが、実は貫井さんは自転車の接触事故でお怪我をされたのだとか。見せていただいたが、目の周りに青タンができていて、美川憲一のメイクみたいになっていた。そんなわけでサングラス同士のお話という、ちょっと胡散臭い絵面になってしまった。なんでもそのインタビューの前に北村薫さんとも対談されたそうで、その模様は「週刊朝日」に載るそうである。グラビアページに写真も掲載されるそうなのに、お気の毒であった。
 インタビューは『乱反射』のことについて。後半部の加速が小説の美点、というようなことをこちらからあれこれ言ったような気がするが、詳しくは放映でどうぞ。

 パーティーは粛々と進み、普段お会いしない方とも話をすることができた。おかしかったのは道尾秀介さんが理事として働いていたことで、壇上で贈賞する東野圭吾理事長に正賞の賞品を渡す役。小学校の卒業式で、校長先生の横についている先生の役目ですね。普通は編集者の役割なのだが、推協は作家・評論家が働くので、そういうことにもなるのだ。

 パーティー終了後は、おのおの分散して二次会へ。ご存じない方のために書いておくと、推協賞は各部門計で三人以上の受賞者が出ることが普通なので、それぞれ二次会を開催するのである(幹事は本の出版元が担当する慣例)。一般の会員はともかく、理事長や理事は各会場をハシゴしてまわる必要があるので、乾杯即移動みたいな忙しい時間帯になってしまう。私は『粘膜蜥蜴』つながりで飴村さんの二次会へ。挨拶に立った人が「まさか粘膜が獲るとは思わなかった」と口々に言うのがおかしかったです。
 伊坂幸太郎さんが「これから飴村さんもファン層を広げる必要があるから青春小説で『粘膜兄弟、部活やめるってよ』というのはどうでしょう」と提案すれば(元ネタはもちろん朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』)、西上心太さんが「ここは伊坂幸太郎を見習って仙台を舞台にしては。題名は『粘膜ピエロ』」と返すなど、スピーチがほとんどネタ大会となっていたことよ(感嘆)。残念ながら福井晴敏さんは来場されていなかったので、一九六九年生まれ同士の顔合わせは実現できなかった。『粘膜ガンダム』への道はまだまだ遠い。

 そんなわけで楽しい一夜でした。受賞者の皆様、おめでとうございます。今後の活躍を期待しております。

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