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(7/29)ガースといっても柳下毅一郎氏ではなく。

 藤田香織氏といっしょに仕事をすることになったので、昨日はその打ち合わせを兼ねて飲んだのであった。芋焼酎を飲みすぎたせいでまったく記憶が残っていないが、きっと有能な編集者諸氏が覚えてくれているであろう。そうに違いない。

 藤田氏のだらしな日記によく出てくる編集者ガースとお会いしたのだが、どうも初対面ではないらしい。お互いに名刺交換をした痕跡が残っているし。いつお会いしたんですかねえ、と首をひねりながら話をしているうちに、はっと閃いた。

「ガースさん、もしかして有栖川有栖さんの担当ですか」
「そうですけど」
「最初にお会いしたのって、千葉の外房の方でやったミス連大会じゃ……」
「あ、そうです! そのときです!」

 おお、あのときか。はるか昔、千葉県で全日本大学ミステリ連合の夏合宿があったとき、某社編集者のお二人が挨拶にこられたことがあったのである。有栖川さんがゲストで話されているのを聞きながら、見慣れない人がいるなあ、と思っていたら編集者だった。ガースさんは、先輩編集者のS氏に連れられて、何も知らずに連れてこられたのだという。書店か何かのイベントだと思って来たらミス連の合宿だった、というのは結構びっくりしただろうなあ。会場は普通の旅館だったし。

 そのときの有栖川さんは、前夜が東京駅のステーションホテルにお泊まりで、朝移動してこられるという話だった。きっと外房線の下りに乗ってこられるに違いないと思い、学生と一緒に待っていたら、予想外の時間に駅から出てこられた。

「あれ、外房線でいらっしゃったのではなかったですか」
「ええ、上りできました」

 せっかく千葉まで来たのでもったいないと、内房線で房総半島の南端まで行き、そこから外房線の上りに乗って引き返してこられたのだそうだ。乗り鉄という言葉を当時は知らなかったので、私はびっくりした。有栖川有栖、正統派の鉄道マニアである。

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