(10/2)新しい遊び場を作りたいという欲求がすべての原点だ
昨日はやや思わせぶりな表現をしてしまったが、書評サイトBookJapanの運営権を私がいただき、主宰することになった。BookJapanのフロントページに「ごあいさつ」を上げておいたので、ここに再掲します。
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こんにちは。書評ライターの杉江松恋です。
このたび、株式会社アクロス様より本サイトの運営権を譲り受け、主宰を務めることになりました。BOOK JAPANは生まれ変わります。
現在、サイトの再構築中です。急激な変化はすぐには起きないかもしれませんが、本サイトの今後にご注目ください。具体的には、
「書評を楽しむためのサイトに特化します」
ということです。
現在世の中に出回っている書評は、新刊本を追いかけて紹介するものがほとんどです。そのため、中には「書評とは出版社の手先であり、新刊本の売り子である」という認識を持っておられる方も少なくないと思います。
ですが、書評の楽しみとはそれだけではありません。
「本を読むこと」
「本について考えること」
そして、
「本について他人と意見を交わすこと」
といった、さまざまな行為から得られた知見、情感を短い文章の中に封じこめた総合的な文芸のスタイルが「書評」なのです。そうした楽しみを自由なスタイルで追求していくための場として、このサイトを利用していただければ幸いです。
どう変わっていくか、については機会があればまたお話したいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
2010年10月吉日
BOOKJAPAN主宰 杉江 松恋
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以前に執筆をいただいていた方には、これからご挨拶をして今後の相談をさせてもらう予定である。相談をして、ご了解をいただいた後に新しい体制を発表しようと思う。それまではぼちぼち更新をしていくので、たまに覗いてみてください。「なに、おもしろいことをやるんなら俺も混ぜろ」というオファーも歓迎します。
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