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(11/30)「逆想」というまともな着想

 前の記事でも書いたが、「SFJapan」にアンソロジー『逆想コンチェルト』に関する座談会が掲載されている。
 これは随分手間のかかるアンソロジーで、二十四人もの書き手が参加しているのだが、一言では説明がしきれない。もしかすると以前にこのブログでも紹介したかもしれないが、今度はわかりやすくチャート式で説明しておこう。

1)挿画家である森山由海が、自由に絵を描き二枚ずつのセットで編集者に送る
→2)編集者がその二枚のセットを、三人の小説家に送る。
→3)二枚の絵を受け取った小説家は、その二枚を元に短篇小説を構想する。二枚の順序は自由。
→4)出来上がった小説を元に森山由海がもう一枚の絵を描く。
→5)三枚の挿画(一枚は扉絵になる。どの一枚がなるかは4)の段階で決定)が入った短篇小説として、「SFJapan」もしくは「問題小説」に掲載。

 とまあ、こういう手順で書かれた二十四の小説が、二冊にまとめて収録されているわけだ。小説家や挿画家も疲れたかもしれないが、編集者もくたびれたろう。その苦労譚を座談会では語ってもらっているのである。小説家志望の方は必読の座談会だ。理由は二つあり、一つは二枚の絵から着想を起すという苦労を作家が語っており、創作談義になっているから、そしてもう一つはこの企画が今も続いていて、森山が新たに提供した二枚の絵を元に小説を書くというコンクールが催されているからである(『逆想コンチェルト 奏の一/奏の二』に絵は掲載されている)。〆切は十二月十五日。短篇小説ならば腕におぼえあり、という方は挑戦してみるといい。

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