(3/27)3年間の活動の終わりと新しい仕事
昨日は区のPTA会長会で、新旧会長の顔合わせがあった。これで本当に会長としての仕事はおしまい。三月末で会長職の任期が切れるので、地域においては一個人に戻る。
会長会ではやはり先の震災についての話題が多く出た。印象的だったのは多くの人が「子供の前では不安な顔をするのはやめよう」と話していたことである。もちろん被災地の方の現状に比べれば自分たちの状況などぬるま湯もいいところなのだが、日々不安になる材料は降ってくる。それでも、せめて子供たちの前では明るい顔をしていようということだ。子供を親が心配させてどうする。
私の住んでいる地域では、子供たちのためのイベントを年間に複数回開催することになっている。だが、今年はさすがに、例年通りとはいかないようだ。区の行事がすべて取り止めになっている関係で、「歩こう会」は中止。ただ単に歩いて公園に集合するだけのイベントだし、区の地理をよく知ることにもつながるのだからやればいいと思うのだが、こういうところは融通が利かない。また、夏と秋に予定していた海岸のキャンプ、ハイキングも見合わせるという結論になった。これはやむをえないところか。海が駄目なら山へ、というわけにもいかず、結局は近場でなんとかしようという結論になった。活用するとしたら学校だ。学校をイベントの発信地として子供たちに印象付け、目を向けさせるというのが最善策だろう。夏の開催へ向けて、これから少しずつ準備をしていくことになる。
そんなわけでPTAからは退いたのだけど、地域での活動はこれからも継続していくつもりである。また何かあったら報告します。
twitterで教えていただいた、被災地に医療チームとして行ってこられた方のブログ。この方を尊敬する。しなければならないことを淡々とこなし続けながら、しっかりと状況を見てこられたことに頭が下がる思いである。この災害に当面必要な「言葉」はこうしたものだ。こうした言葉であれば、読んだ人の胸にしっかりと刺さる。被災地の現実に対して、それだけの重さや鋭さの言葉を持てない人は、余計な口を挟まず、自身の守る場所で言うべきことを言っていればいいと思うのだ。われわれは今いる場所にいるしかなく、そこで最善の行動をとるしかないのだから。焦るあまりに行動が空回りしている人を幾人も見てきたが、落ち着いたほうがいい。出番は自分が決めるのではなく、状況が決める。今は役が振り当てられていない人も、そのうちきっと順番が回ってくる。