「闘うベストテン場外乱闘篇 ROUND2」海外篇の栄えある1位は『フリーダム』でした
昨13日、新宿ロフトプラスワンにて「闘うベストテン場外乱闘篇 ROUIND2」が開催されました。
これは、国内外の小説を対象とし、エンターテインメントから純文学まですべての作品の中からベストテンを選ぶものです。本来はAXNミステリーの番組「BOOK倶楽部」内企画として行われているものですが、番外篇として2013年からロフトプラスワンにてイベント開催されています。
司会は豊崎由美氏、パネラーとして石井千湖、大森望、香山二三郎の各氏と杉江が登壇し、討論の結果各10作を選出しました。投票ではなく討論で決めるベストテンは珍しいと思いますので、ぜひ次の機会にはみなさまもご観覧ください。
結果は以下のとおりです。
【海外】
1『フリーダム』ジョナサン・フランゼン(早川書房)
2『バン、バン! はい死んだ』ミュリエル・スパーク(河出書房新社)
3『三秒間の死角』アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム(角川文庫)
4『HHhH』ローラン・ビネ(東京創元社)
5『言語都市』チャイナ・ミエヴィル(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
6『チャイルド・オブ・ゴッド』コーマック・マッカーシー(早川書房)
7『シスターズ・ブラザーズ』パトリック・デウィット(東京創元社)
8『暗殺者の鎮魂』マーク・グリーニー(ハヤカワ文庫NV)
9『火葬人』ラジスラフ・フクス(松籟社)
10『ブラインドサイト』ピーター・ワッツ(創元SF文庫)
その他の候補作は以下の諸作でした。
『11/22/63』スティーヴン・キング(文藝春秋)
『神は死んだ』ロン・カリー・ジュニア(白水社)
『遮断地区』ミネット・ウォルターズ(創元推理文庫)
『スケアクロウ』マイクル・コナリー(講談社文庫)
『ファイナル・ターゲット』トム・ウッド(ハヤカワ文庫NV)
『ポーカー・レッスン』ジェフリー・ディーヴァー(文春文庫)
『マリッジ・プロット』ジェニファー・ユージェニデス(早川書房)
『ミステリーガール』デヴィッド・ゴードン(ハヤカワ・ミステリ)
『夢幻諸島から』クリストファー・プリースト(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
『もうひとつの街』ミハル・アイヴァス(河出書房新社)
(国内篇に続く)
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