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JAL機内誌の連載が最終回を迎えました

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2015年12月号で執筆の最終回を迎えたJAL機内誌「SKYWARD」エッセイ欄、1冊の本を切り口にして、国内・海外の旅行の記憶、そしてその月らしい話題を語るという三題噺的な縛りの連載でした。私の当番は終わりましたが、欄自体はまだ続きます(と思う)。どうぞご贔屓に。

下記に、この欄でとりあげた本たちをリストにします。海外と国内の作品をほぼ交互に紹介しておりました。

2014年10月
ローラ・インガルス『大きな森の小さな家』(福音館書店)
2014年11月
梶よう子『お伊勢ものがたり』(集英社)
2014年12月
ジャック・ロンドン『柴田元幸翻訳叢書 火を熾す』(スイッチ・パブリッシング)
2015年1月
福沢諭吉『福翁自伝』(岩波文庫)
2015年2月
レーナ・レヘトライネン『氷の娘』(創元推理文庫)
2015年3月
森沢明子『異本源氏物語 先年の黙』(創元推理文庫)
2015年4月
増田俊也『七帝柔道記』(角川書店)
2015年5月
ジェフリー・ユージェニデス『マリッジ・プロット』(早川書房)
2015年6月
恩田陸『月の裏側』(幻冬舎文庫)
2015年7月
ルー・バーニー『ガットショット・ストレート』(イースト・プレス)
2015年8月
川端裕人『リョウ&ナオ』(光村図書出版)
2015年9月
トーベ・ヤンソン『ムーミンパパ海へ行く』(講談社文庫)
2015年10月
伊集院静『ノボさん』(講談社)
2015年11月
J・D・サリンジャー『フラニーとズーイ』(新潮文庫)
2015年12月
アガサ・クリスティー『ポアロのクリスマス』(クリスティー文庫)

「クリスマスにクリスティーを」とやるつもりだったのに、最初の年に忘れていて、こっそり慌てました。というのもこの連載、3ヶ月ごとの更新だったので、次のクリスマスまで首がもつか、わからなかったからです。でも幸い、他に候補者が見つからなかったのか、無事に2回目のクリスマスを迎えることができました。読んでくださったみなさまのおかげです。

本は毎回、その月にふさわしい内容のものを、と考えて決めました。新嘗祭、焚火、夏休みなど、一応それらしくはなったと思いますが、いかがでしょうか。いちばん苦労したのは、この選書でした。

私は普段、自分語りをしない方針なので、こうやって自分のことを話しながら本について書くのは、実はたいへん難しかったです。たいへん勉強になりました。機会を与えていただいて、感謝申し上げております。またこういう形の連載を、どこかでやれればいいのですが。


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